12.そば

 ゆでて売っているそばで「ざるそば」を食べるのはやたい。そばは「挽きたて・打ちたて・ゆでたて」の3たてがうまい条件なそうであるが、それは、そのような専門店に行くか、自分で粉に挽かない限り無理であり、挽きたてと打ちたては無理でも、ゆでたてなら自分でできる。
 干しそば(乾麺)をたっぷりの湯で、ゆで上げる。市販の普通のそば(最高級品である二八そば以外のもの)の袋の裏に書いてある原材料表示欄を見ると「小麦粉、そば粉」の順で材料が記載されている。そば粉が先に書かれているものは少ない。
 使用する材料の多いものから順に表示することとなっており、小麦粉・そば粉の順では、小麦粉が過半数を占めており、そば粉は49%なのか10%なのか、実は不明なのである。
 有名メーカーのゆで麺にはそば粉の含有率が表示してあったが、そのうち塩蔵わかめにおける塩の量のように、含有率を表示してほしいものである。そばではなくてそば粉入りうどんが大部分ではないかと思う。原材料は植物の「ソバ」であり、乾麺の「そば」は大部分の商品が過大表示と思っている。

 乾麺をゆでるときには、手持ちの比較的大きな鍋で、食べる分だけゆでる。普通の干しそばは250g入っており、インスタントラーメンの麺の重量から換算すると、約3人前となる。1袋の半分をゆでると大盛りになる計算だ。
 沸騰してからそばを入れ、箸でぐるりとかき回し、そばが湯の中に隠れるようにする。
 強火でゆで始め、あわがふいてきたら、吹きこぼれない程度に火を弱くする。中火で差し水をする方法もあるが、考えてみれば水温は100度を越すわけがないので、そばが湯の中で、湯と共に対流により回転していれば、火を弱めてもいい。袋に書いてある時間のとおり正確にゆでる。キッチンタイマーが欲しくなるが、最近のテレビには画面に表示し、ブザーを鳴らすリモコンのデジタルタイマーがついているものもあるので、機能のチェックを。
 時間になったら手早くざるにあける。ざるを流し台に置いて、鍋の湯ごとあけてもよいし、割り箸でつまんでもよい(そば湯が残る)。ざるの中でそばに水をかけてぬめりを取る。うどんと同じくざるがすっぽり入るボウルにざるをつけて、手でそばをつまんで揉み洗いすると早い。
 水がきれいになり、そばが冷たくなったら、ざるでよく水を切る。
 器に移すときは、一口分ぐらいに手か箸で小さなそばの玉を作っておくと、後で食べるときに取りやすい。特に容器に入れて冷蔵庫で保存する場合には、必ずこの方法で玉を小さく分けておかないと、後でくっついて苦労する。
 昔は盛りとざるではそば汁の濃さが違っていたそうである。海苔がなく濃い目のつゆで食べるのが盛りそば、きざみ海苔をのせたものがざるそばとなっている。天麩羅を添えて天ざる。
 かけそばは、うどんと同じように350ccぐらいのそばつゆを沸騰させて、そばを入れて温めるが、あまり煮過ぎないようにする。上にのせる具はうどんの部を参照。
 干しそばは4〜5分でゆで上がる伝統の保存・即席食品である。以前は麺汁が比較的高価であり、また味もしょっぱかったり妙に甘かったりで、あまり普及していなかったため、うまいそばつゆを自作するのが大変だった。
 今は鰹節・醤油・加工食品・製麺の各社が競って作っており、味が各段によくなって、価格も安くなっている。応用範囲も広いので常備して置きたい。ただ薄めるだけでうまい麺汁ができる。うまいそばつゆ作りに苦労した者にとっては有り難いものである。
 業務用の缶入りや1.8・ペットボトル入りもあるから、本格的専門店は別として、業務用を薄めて使っている料理店もたくさんある理屈だ。業務用の味を家庭で味わえるわけである。つゆは麺をゆでている間に準備するので、計量カップは必需品である。

 計量カップは、熱に強い物、熱湯に耐えられる大き目の物を選ぶ。200ccのカップでは、ラーメンを作るときに3回に分けて計らなければならず、かつ熱湯を計るときに、こぼれないようにしなければならず、案外不便なものである。
 200ccの計量カップが料理に使用されているが、昔はインスタントラーメンがなかったので、500ccを計る場面が少なかった。私が計量カップを使う機会で一番多いのは、やはり、ラーメンの500ccや麺汁の350ccである。
 私が使っている計量カップは、400ccのとってつきの物である。熱湯を500cc計る場合は、2回になるが、縁からこぼれるようなことはなく安全である。購入する場合は熱湯を計ることができるか、耐熱温度の上限に注意してほしい。
 知人は学生時代、学校の実験室で夏になると素麺をゆでて、ビーカーで食べていたと話していたが、そば猪口はいい物を二つほしい。小鉢と兼用できる物があれば便利である。そばはうどんより応用範囲が狭い。鍋焼きそばや焼きそばは特殊な物となる。

 とろろそば
 冷たいとろろそばは長芋を擦りおろし、生卵をよくかき混ぜて、濃い目のそば汁と混ぜ合わせる。そば汁+生卵+とろろ芋の擦りおろしのミックスで、配合は好みだが、卵は1個分より少ないほうが飽きない。
 ホテルの立食パーティでの人気メニューである。
 余った卵は次回の卵焼きに使う。とろろ芋と生卵は抜群に相性がよい。もみ海苔をたっぷりかけて食べる。
 熱いとろろそばは、かけそばにおろしたとろろ芋を上からかける。

 盛岡名物の「わんこそば」は値段が数段階に分かれている。握りずしは並から特上まで4段階ぐらいに分かれているが、種が明らかに違うので分かりやすい。わんこそばは、そばを腹一杯、嫌になるまで食べる名物料理なので、そばの違いは基本的に無いはずである。
 値段の違いは付属の薬味の違いであり、高い物ほど種類が多くなり、デザートに西瓜が付き、一番高い物は干しそばの土産が付く物もある。「権八辛み」という名の辛い紅葉おろし、きざみねぎ・もみ海苔・なめこ・鳥肉がベースで、鮪やイクラなどが増えていくが、主役のそばは同じ物である。
 盛岡のそば屋では権八辛みが小皿にたくさんついてくる。たくさん入れてしまうのでとても辛い。辛いがクセになり、ないと寂しい。私の母は赤唐辛子を箸で大根に突き刺し、そのまま「おろし金」でおろせばできると言うが、プラスチック製の「おろしプラ」では赤唐辛子が抜け落ちるだけである。金属製の目の細かなおろし金で、丁寧に作らないとできない。
 私はすり鉢に大根おろしを入れ、種を取り除いた赤唐辛子をちぎって入れて、すりこ木で丁寧にすりおろして作る。すりこ木で押し潰すという感じである。銅製のおろし金をほしいと思っているのだが、今まで何度も指を擦りおろしており、お薦めしない。
 プラスチック製の「おろしプラ」は、すりおろし能力に欠け、仕事量は落ちるのだが、何より安全であり、素人には最適である。手が滑っても少し痛い思いをするだけであり、指を傷つけることは無い。
 三男がテレビで見て、わんこそばを食べたいという。盛岡で食べたことがあるのだが、ものごころがついていないときであり、数のうちに入っていなかったのだ。
 家で、お椀をありったけ用意して作ってあげた。わんこそばは「かけそば一杯が14杯ぐらい」の量である。私が鍋で作り、椀に盛り、妻がサービス係りを務める。次男と一緒になって前掛けをして、つゆをすすらないように食べた。
 学生の頃盛岡で合宿があり、父が全員を招待してくれた。大食いのU氏がたくさん食べて、「もうはいりません」と言った時、サービスの女性が「お椀を空にして、ふたをしてください。それが終わりの合図です」と説明した。
 U氏は目をつぶって最後の一杯を飲み込み、ふたを閉めて椀をテーブルに置き、「ごちそう様 腹が一杯でもうだめだ」と言った。
 サービスの女性が「お椀を開けてください」と言い、U氏が開けると中にソバが入っていた。
 神業のような技術であった。


 
おまけのワンタン
 長くないので麺類というかどうか分からないが、他の料理より麺に近いので、最後にワンタンに触れる。酔い冷まし・飲んだ後の食事にも抜群である。
 挽き肉に少量の醤油・胡麻油で軽く味をつけ、片栗粉を混ぜて箸でよくかき混ぜておく。ワンタンの皮に包み込み、指を水で濡らして皮の内側を湿らせて、肉が逃げないように皮を密着させておく。肉の量はおなかと相談する。入れすぎないように。
 スープは、醤油ラーメンのインスタントのスープを使用すると簡単である。バラ売りの液体スープが安く手に入るので、醤油ラーメン以外にも焼飯・ワンタンスープ・中華スープなどに利用する。インスタントラーメンのスープだけ使用してもいい。(もちろん残った麺は、後で焼きそばやもつ鍋に使用する)
 湯を沸かしてスープの準備をしておく。
 小鍋に湯を沸かし、沸騰したらさきほどのワンタンを適量入れ、肉が煮えるまで数分ゆでる。ゆで上がる頃に丼にスープを作っておき、鍋からワンタンを箸で取り出し、丼に入れる。きざみねぎを浮かべる。2人前程度なら鍋にスープを作り、スープを沸騰させて、ワンタンをゆでるほうが簡単である。
 本格的に作るときは、野菜たっぷりのスープにする。白菜の細切り・玉ねぎのスライス・人参千切り・きくらげ・椎茸などの、有り合わせの野菜をたっぷりと入れて、胡麻油をたらす。この場合には、スープの野菜がクタクタにならないように、ワンタンは別にゆでる。

13. スパゲティ

 小麦粉は薄力粉・中力粉・強力粉と、大きく3種類に分けられる。
薄力粉は小麦粉の粘りが弱い粉で、粘りが出ない料理…てんぷらなどに使用される。小麦粉を練ると、中のグルテンが粘りを出す。グルテンの少ない粉を、グルテンが活動しないように低温であっさりと溶くのが、氷水を使うのが、てんぷらのコツであった。
 逆に強力粉は、粘りが必要な料理…パン造りなどに使用する。中間の中力粉(薄力粉+強力粉)は、うどんやパイ生地に使う。
スパゲティは硬質の強力小麦粉を使って作られる。硬質の強力小麦の品種がデュラム・セモリナである。
 イタリアではデュラム・セモリナ以外の材料を使ってスパゲティを作ってはならない…
 ドイツでは大麦と麦芽以外の材料をビールに使ってはならない…ということを読むのだが、どのような法律に書いてあるのか、素人の私が調べることではない。プロの料理の本にも書いていない。
 このデュラム・セモリナ100%こそがスパゲティの神髄であり、堅いプツプツした食感がある。逆にやわらかくニチャニチャしたスパゲティを想像してほしい。
 讃岐うどんも「コシ」が命である。歯応えのある食感を出すために、生地を足で踏んで粘りを出し、ねかせて弾力を増す。東北のうどんは、稲庭うどんを除き一般的にコシが無い。小麦粉を捏ねて製麺しただけの(弾力もコシもない)うどんは、昔の代用食の名残である。
 デュラム・セモリナ100%のスパゲティを、「アルデンテ」に茹でる。アルデンテとは固ゆでのことであり、スパゲティを茹で、ガラスに挟んでつぶしてみたときに、中央に一筋の芯が残っている状態である。余熱で芯がなくなる。
 くれぐれも茹で過ぎてはいけない。大きな鍋で、たっぷりの湯で、塩を入れて茹でる。塩はスパゲティに味が付くぐらいに入れる。パラパラとふるのではない。
 スパゲティは茹で方で決まる。うどんやそばは茹でてから水洗いをする。スパゲティはラーメンと同じく茹でたままである。粉臭くならないように、たっぷりの湯を使う。
 町の食堂のように茹でてしばらく経ったスパゲティを、フライパンで焼きそばのように炒める料理は、付け合わせであってスパゲティではない。

スパゲティが茹で上がったときに、ソースも同時に仕上げる。すぐにソースを絡ませるためにはバーナーが2つ必要なので、最初の原稿では入れなかった。しかしスパゲティブームの今、入れないわけには行かない。
 私が結婚した頃、オイルショックの頃はスパゲティの材料は「強力小麦粉」と書いてあった。輸入品のデュラム・セモリナ100%を発見したときはうれしく、たくさん買っておいた。
 妻が強力小麦粉のスパゲティを買ってきたことがあった。私は黙っていたが当時小学生だった長男が「おいしくない」と言った。プツプツの食感が分かるのである。今は各社ともデュラム・セモリナ100%になったようだ。
 オリーブオイルとニンニクは必需品である。麺(そうめん・うどん・そば)に醤油と鰹節と昆布が必要であるのと同じように。
サラダオイルはくせがない。オリーブオイルはくせがあるが酸化しない健康食品であり、最近ではスーパーでも数種類置いてある。価格も買える値段になった。
 外食のスパゲティ1皿の値段で、500cc入りのビンが買える。出来上がりの味を考えれば高い買い物ではない。

オーレオ オリオ ペペロンチーノ
 ニンニク、オリーブオイル、ペッパーの単純なスパゲティ。別名「真夜中」のスパゲティとも言うそうだ。すぐできる「ざるそば」のような、夜中におなかがすいた時や、イタリアではオペラから深夜に帰宅して何か 食べたい時に、時間を掛けずに作れるスパゲティである。
 私が80年代前半にローマに行ったとき、ミラノ駐在商社マンが「いちばんおいしいスパゲティですよ」と教えてくれた。当時は大都会の専門店は別としてミートソースとナポリタンしかない時代であり、私も名前も聞いたことはなかった。レシピはメモして持ち帰った。「イタリアの盛りそばのようなものだ」と思って作り我が家の定番料理になっていた。今ではたいへん有名になっている。
 フライパンにオリーブオイルをたっぷりと入れて火にかける。ニンニクスライス(小さいかけらで1個、大きめのかけらで半分)を入れて、オリーブオイルの中で泳がせる。火が強く高温になると、ニンニクのにおいが悪くなるので、一旦、フライパンから取り出してもいいし、火を弱めてもいい。
 次に赤唐辛子輪切り(小さなもので1本分)を油の中に入れ、主成分のカプサイシンが溶け出すようにゆすり、スパゲティを加えて、ゆで汁を少量入れてから塩を振り、ニンニク・唐辛子が良く混じるようにフライパンの中をかき混ぜる。
 (パン粉を少し振ると、色がついて見栄えが良くなる。)
 油の温度を上げ過ぎないように、また、にんにくを多い目に使うことがコツである。

カルボナーラ
カルボナーラとは炭鉱夫のことらしい。カーボン=炭である。
パンチエッタ(生のベーコン・豚バラ肉の塩漬け)・パルメジャーノ・黒胡椒・生卵が材料である。
パンチエッタはベーコンで代用できる。パルメジャーノ・レジャーノとはパルモ地方のチーズで、食べる時にすり下ろして使う。これはパルメザンチーズまたは粉チーズとして丸い筒に入って下ろしたものを売っている。「風味が違う」と言われても、パルメジャーノは都会の大きなデパートでなければ、普通のスーパーマーケットでは売っていない。現に私には手に入らない。
黒胡椒は「荒引き胡椒」として市販されている。ラーメンに使うテーブル胡椒(白胡椒)では、炭には見えない。
卵は、「美味しんぼ」では黄身だけを使うのがうまいとなっているが、白身が勿体ないので、ゴミを出さない・捨てないテーマであるから、黄身も白身も一緒に溶いておく。
 一人前で2個をボウルに溶き、パルメザンチーズと黒胡椒を入れて準備しておく。
 フライパンにオリーブオイルを入れて火にかけ、細く切ったベーコンを炒めて、スパゲティを入れる。塩を振り、味が決まったなら一気に卵を入れてすぐに火を弱め、止める。
 生卵のソースで和えると思った方がいい。火を入れながら卵を混ぜようとすると、必ず固まってしまう。固まったならソースでは無くなる。
生クリームをいれるレシピがある。ローマでは生クリームを入れないそうだ。生クリームは買い置きするわけがないので、ローマ風に入れないで作ろう。

バジリコ
 バジルの生の葉が手に入ったなら。
 バジルの生の葉は1人前で6枚、細かく刻む。小鉢にオリーブオイル+パルメザンチーズを入れ、刻んだ葉を混ぜ、すりこ木でつぶしておく。…ソース
 「平麺のリングィーネ」スパゲティを茹で、フライパンで暖め、塩味を付けて、ソースを絡めて出来上がり。
 これが食べたくてバジルを育てている。しそ科の植物で八戸でも種から栽培して収穫している。ベランダにも2鉢おいてあり、妻はピザトーストに使っている。

町の食堂のナポリタン
 玉葱とピーマンの細切り、ハムかベーコンを細く切ってフライパンに入れ、オリーブオイルで炒め、スパゲティを入れてオレガノ(トマトに良く合うイタリア料理のスパイス)・塩・胡椒を振り、ケチャップをたっぷりとかけて味を調える。
 ケチャップだけでもいいが、たくさん入れると味が甘く、くどくなる。少ないと滑らかさが足らない。オムライスもそうだが、トマトピューレをミックスすると滑らかになり色も鮮やかで、味も濃すぎず薄すぎず、洋食屋さんの味に近づく。
 ピーマンよりもナスがお薦めである。ナスの場合、ケチャップ+多い目のトマトピューレを最初に加えて、塩・胡椒ほかのスパイスを入れソースを作り、最後にスパゲティを和える。

ボンゴレ
オリーブオイルをフライパンに入れ、ニンニクスライスを加えてこがさないように加熱する。ニンニクがやわらかくなってから、砂を吐かせたあさりを入れ、白ワインを入れてパセリのみじん切りを振り、フライパンに蓋をする。
ワインが熱くなり、あさりが口を開ける。…あさりのワイン蒸しである。このままでも美味しい料理である。そこにスパゲティを入れる。塩・胡椒で味を調える。ワインとあさりのスープがフライパンに少し残り、濃い目の塩味にすることが美味しく感じる。
 大きめのあさりから出る生のスープ・白ワイン・ニンニクの3つが揃わないと、あっさりした味にならない。
 「あさりがいっぱい パスタがうまい」のコマーシャルソングが明るくて楽しい。どんな人が歌っているのか知りたい。

和風スパゲティ
 昭和50年の半ばにJASの機内広報誌で読み、すぐに作ってみた。簡単でうまい。
 生だいこんの千切りをたっぷり準備し、ツナフレーク缶詰(シーチキン)と刻み海苔だけで、料理はしない。
 茹でたてのスパゲティを皿に盛り、生だいこんの千切りをのせて、シーチキンを缶からオイルといっしょにかける。一番上に刻み海苔をちらして、醤油を掛けて食べる。 生だいこんサラダにツナ缶のオイルがピッタリであり、海苔と醤油は「釜揚げうどん」のようなシンプルな味を作る。 手間がかからずにこんなおいしい料理を紹介してくれた航空会社に感謝する。

明太子のスパゲティ
 フライパンにオリーブオイルを入れ、弱火にかけ明太子を箸でていねいにバラす。かたまりをサラダオイルでほぐしてからスパゲティを入れ、青じその千切りを混ぜて、塩で味を調える。タラコにバターでも良い。だが明太子のほうが絶対にうまい。