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 書き始めた理由は子供たちに料理の楽しさを教えるためです。料理技術は小さい頃から一緒に卵焼きを作ったり、粉を練ったり、皿洗いをしたりして教えていました。楽しみながら一緒に台所で作っていたのです。素人料理に関する知識が増えてきたので、それに今は離れて暮らしているので、教えることがたくさんありました。
 私が単身生活しているわけではありません。結婚以来ずっと妻と暮らしています。
 子供たちとは八戸市に転勤するまで一緒に暮らしており、長男と次男は学校の関係でそのまま埼玉で暮らしていました。次男は立命館大学を15年3月卒業しました。
 
 書き始めが10年ぐらい前です。モツ鍋がたいへんはやっていた頃で私もよく会社近くの店で食べました。安くて旨かったのです。書き始めてから原稿が一応完成し入力が終わるまで4年半かかりました。そのあと、今でも手直ししています。モツ鍋ブームは短かったのです。
 私が小学生の頃、姉が高校生で、学校で習った料理を家で作っていたのです。アップルパイ・クリスマスケーキなど。ケーキは卵白を泡立て器で良くかき混ぜて、逆さにしても落ちないようにするのです。泡立て係が弟の役目でした。手伝っていて、美味しいものを一緒に食べていました。
 私自身は小さい頃外食の経験がほとんどありません。大家族だったので外食することはなかったのです。今でも苦手です。その費用で料理材料を買ってしまうのです。でもうんと小さい時、「まねぎや」の中華そばを毎日出前してもらい食べていたと姉が覚えています。朝は隣の家(鶏小屋があった)で卵かけご飯を食べていました。
 愛読書は「美味しんぼ」「クッキングパパ」「サライ」です。水上勉の「土を喰う日々」「精進百選」は何度も読みました。江戸料理が出てくる池波正太郎の「鬼平犯科帳」「剣客商売」も愛読書です。入社早々から千趣会のクックカードを取っていました。長男がたまに使っているみたいです。
 料理が趣味だとお小遣いが料理材料に消えます。池袋の東武デパート、西武デパートの地下食品売り場はよく通っていました。掘り出し物があれば買い置きするのです。ビーツの缶詰・スパイス・魚のアラ(特にブリかま)・輸入缶詰などです。最近は材料が安くなりました。八戸にはたくさんの新鮮な材料があります。朝市に行きます。
 お小遣いが無くなって食料品が増えるのです。妻が買う食材のうち、保存できるものは私がついつい買ってしまうのです。何のことはない、家計費の食費を私の小遣いで負担していただけ。だから追加の小遣いも妻がくれるのです。我が家の一部屋は食料品貯蔵庫。「もう買わないで」と言われています。でも、ついつい。
 余ったものは次男のアパートに差し入れとして送ります。次男の狭いアパートによく友達が埼玉から来るそうです。それに麻雀だと4人分の料理が必要です。食べ盛りです。料理道具は一式揃えました。友達の家でアップルパイを焼いているそうです。うどんやさんでアルバイトしています。
 テレビの料理番組はよく見ています。グルメ番組や大食い番組は見ません。グルメ番組はゲストをよく選んでほしいと思います。箸の使い方、マナー、品格など疑問に思う場面がたくさんあります。美しく上品に食べるゲストは少ないのです。それに表現が下手です。もちろんうまい人もいます。
 特に売り物を作っているところで、手を出して摘んでその場で食べることは見たくないのです。白衣を着て、髪の毛が落ちないように頭を帽子・三角巾でしばり、作業者の邪魔にならない配慮が必要です。衛生面についても別なページで触れておきました。食中毒は予防することができます。
 各地の「酒の肴」の本を出すことが夢です。原稿を書き始めていたのです。盛岡の「蓑干し南蛮」 新潟県栃尾市の「油揚げ」 三陸地方の「あわびの肝の塩辛」 八戸では蛸の内臓の「えらかれい」 仙台朝市で売っている「イナゴの佃煮」など地元の人しかしらない名品が全国にあるはず。私が知らないうまいものも多いはずです。
 辛味の瓶詰めを集めていました。タバスコ(3種類)・かんずり・柚子胡椒・青森・岩手の三升漬けなど。当地には手作りの唐辛子味噌類が産直の店で売られています。おでんに付けたり、うどんに入れたり。私も唐辛子を栽培しています。市販の七味唐辛子に一味を加えた辛口を愛用しています。
 唐辛子のことを「鷹の爪」というのではなく、鷹の爪は品種の名称で小さい赤唐辛子です。マイ七味の小さな容器がほしいと思います。携帯ストラップに付ける胡椒のミニ缶はギャバンから発売されていますが、ちょっと高い。どこかで売り出してほしいと思います。食卓には竹筒とひょうたん型を置いてあり、会社の机にも1本あります。
 画像にある台所は私が設計しました。キッチンセットは長さが285センチあり、流し台はダブルシンクで混合水栓が二つあり、二人同時に湯・水を使うことができます。左手と後ろに鍋・完成品・皿を置く台があるのですがそれでも置き場所が無い時があります。ワゴンも活用しています。   (盛岡市の実家です)
 ガスレンジは普通のコンロ2口の安物です。カツ・天ぷらを揚げるとどうしても汚れるのです。その時はガスレンジを買い換えします。システムキッチン(定義はステンレスなどの天板が一体になっているもの)ではありません。キッチンセットを並べただけ。だから安くつきました。料理はしっかりするけれどレンジ掃除は手抜きします。
 将来、建て替える機会があれば、「美味しんぼ」に出てくる山岡さんの独身時代のアパートみたいに、プロ仕様にするのかな なんて考えています。ガスの能力が小さいのです。大きなガス台を使ってみたいと思っていました。そうすれば中華料理で色が鮮やかな酢豚ができます。でもガス代も高くなる。
 十和田湖奥入瀬渓流の終点に焼山温泉があります。その一番奥に「湯治の宿おいらせ」があり自炊を薦めています。露天風呂が滝の下にあり眺めが天下一品で、清潔な自炊場ではガス台・冷蔵庫が使え食器も備えてあります。近くて1泊3700円なので八戸の刺身を買ってよく行きます。ビール(本当はビールもどき)を持って行き冷蔵庫に入れて冷やておきます。  (以上 八戸市で 開設時に書きました)
料理と私