すき昆布

漉き」昆布である。紙を漉くように、昆布の細切りを漉いて乾燥したものである。
昆布の食べ方は地域によって大きく異なる。最も多く消費するところは沖縄で、最も少ないところは茨城県だと本で読んだことがある。
北海道の昆布は、北前船で日本海を回り大阪まで運ばれた。茨城県沖は冬場の海の難所「鹿島灘」であり、北海道の昆布は日本海回りで広まった。
三陸の昆布は薄い。漉き昆布は青森県八戸から岩手県にかけての食べ方である。この食べ方以外は無い。
宮古でも盛岡でも、八戸でも同じである。私も研究しているが未だ答えは出ていない。料理の鉄人に研究してもらいたい。
北海道の人は、昆布は出しを取るものであって食べないというが、本当だろうか。



岩手県産すき昆布
川徳デパートの
「県産品福袋」に入っている
京都産の
雑煮の残りのニンジン
新潟産のさつま揚げ


これが
漉き昆布
広げると
意外と大きい
 


ザルに入れて
水に漬けておくと
 


すぐに戻って
量が増える
 


さつま揚げと
ニンジンは
細く切る
 


味付けは
水をほどほどに入れて
味醂 大さじ 2
料理酒 大さじ 2
醤油 大さじ 2ぐらい
さつま揚げから魚のだしが
昆布からは昆布だしがでる
 


薄味にして
できあがり
素朴な料理である