野蒜(のびる)の麻婆豆腐

秩父 芦ヶ久保の道の駅で野蒜(200円)を買った。子供が小さかったころは坂戸市高麗川の土手で野蒜を摘んだ。
ラッキョウのように膨らんだところは私のビールのつまみに、葉の部分は麻婆豆腐になった。
野蒜の根は味噌を付けてかじるのだ。



青森では葉の卵とじを作った
立派な葉をどうして食べようかと
考えていたら
豆腐から[一緒に料理して]と
アピールがあった
その手があったのか と
三男を呼んだ


三男も料理ができる
勉強の合間の気分転換だ
三男は目下浪人中だ

 


幼いころから
刃物を使わせていた
指を丸めている
刃の先には指はない


刃物を使うのは技術だ


豆腐は別の鍋で
いったん火を通している
こうすれば
豆腐の煮崩れは少ない
油で肉を炒め葉を入れて
火を通す
中華スープの素(ウェイパー)を入れ
湯を加えて溶かす


豆腐が大きいので竹べらで崩した
味付けは醤油・紹興酒だけにした
豆板醤を加えた
中華スープが利いている

生姜や中国山椒など他の薬味は
使わなかった

仕上げに胡麻油を入れ
溶き片栗粉でとろみを付けた


三男が作った
野蒜の香り豊かな
春の麻婆豆腐は
家族に大うけだった