ボルシチ

ロシア料理と書きたかったが、ソ連が解体して共和国に分かれたのでウクライナ料理と書く。
キャベツなど野菜の煮込み料理である。
赤い色はビーツの色で、東北地方では別な用途に使っている。(本文参照)
ビーツは缶詰で売られているが大都会でないと手に入らない。
蕪の仲間なので蕪で代用できる。赤色はトマトケチャップからとればいい。
サワークリームをかけて食べる。サワークリームとは聞きなれない材料だが、乳酸醗酵させたクリームである。
200円ぐらいで売っているが私も最後まで使いきったことはない。少し使って冷蔵庫に入れて忘れてしまう。
おもしろい言葉があったので参考までに記載する。
「フランス料理はバターで、イタリア料理はオリーヴ・オイル、ドイツ料理はラード、そしてロシア料理はサワー・クリームを基本とするという分類をした人もいます。」 辻静雄


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キャベツたくさん
ニンジン ジャガイモ 玉ねぎ
牛肉 80グラムぐらい

右端の赤いジャガイモのようなものが
自家製のビーツである
6月ごろに植えて11月に収穫した
蕪で代用する


水 800CCを入れて火にかけ
水のうちから
ジャガイモとニンジンを入れる


水を沸かしている間に
玉ねぎとキャベツを切って鍋に入れる
キャベツの芯の部分は薄く切って入れる
キャベツは大きく切ってかまわない
鍋の中でどうせ崩れてしまう

これが皮をむいたビーツである
大きなビーツを使うときは
いったん別の鍋で茹でてからでないと
赤色がきつすぎる


ビーツを入れて煮る

ストーブの上に鍋をおいて
囲炉裏の大鍋のように作るのかな


コンソメスープの素を2個
牛肉を食べやすい大きさに切って
弱火で煮込む


あればペイリーフを入れる
月桂樹の葉は
カレー・ビーフシチューなどの煮込み料理にいろいろと使う
1枚あたりにすれば数円である


味と色付けにトマトケチャップを
大さじ2杯入れた
塩を小さじ1/3ぐらい加える
スパイスの
フェンネルを入れたいが
胡椒で間に合わせる
白蕪を使う場合は
水の代わりに同量のトマトジュースを使えば色がよくなると思う

サワークリームの代用品を作る
ヨーグルトとコーヒークリームを同量混ぜ合わせて
代用サワークリームにした
結構いける
乳酸醗酵させたヨーグルトもサワークリームも材料は牛乳だ
甘みのないヨーグルトだけでもいい

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ボルシチのできあがり
専門店で頼むと結構高いものだ
「ピロシキ2個とボルシチのセット」で
800円とした