いわしのおろし方

2007年5月に結婚して別所帯を構える長男は、母親に魚のおろし方を習っている。
長男の母は魚が好きで、たいていの魚の名前は知っており、魚をおろす事ができる。
習ったわけではなく独学のようだ。もっと上手な方法があるかも知れないが、長崎生まれの、長崎・博多育ちでおいしい魚を食べて育った。
私は盛岡市生まれ、魚はホッケと鮭の塩引きぐらいしか知らなかった。

長男から、解剖学のように細部まで解説する原稿を作れと注文が付いている。
魚は内臓をとるのが普通であり、必然的に内臓も写る。きれいな写真にはならないことをご了解願いたい。
動画でも撮影している。



近所の魚がたくさんあるお店で4匹 180円

これが真いわし
昔は大衆魚
今は高級魚 時価である

いわしにはうろこはない


頭を落とす
小さな牛刀を使っている
ぺチナイフの大型だ


腹の部分を落とす
 


ナイフで
腹の部分を取り除く
手は使っていない
ナイフだけで取り除く

左から
本体 内蔵 切った腹の部分


ナイフを腹の先に入れ
内臓や血の部分を削ぎだしている
 


頭を取り
内臓を取り除いたら
尾を切り離す
 


背骨の上、身の下に
腹から親指を入れ
奥に押し込む



そのまま親指を左右に滑らせ
背骨と上の身を分けていく
 


上側の身と骨を分離した状態
背骨は手前についている


上側の皮をそぐ
背びれの部分を目安に
親指を身の手前に差し込み


左右に開いて
手前部分の皮と身を離していく
 


指を奥まで差し込み


身を上に持ち上げた状態
皮と身を離す

上側は完成した


下側の皮をはがす
尾の部分から
背骨をつかみ


背骨をつまんで
骨を引き剥がす

すっ とむける


背骨をはがしている状態 

下側も同じように
身と皮をはがす

 


左右に開いていく 

下の皮をはいでいく 


左手に皮
右手に下側の身が残る
 


皮をはいだ下側の身


ここまで水はかけていない
極力水をかけないようにする


さばいたいわしは
刺身にして
しょうが醤油で食べた

いわしの蒲焼も作った