「ジャンバラヤ」という名前を聞いたことがあるかな? 実は料理の名前である。
20代の人はおとうさん・おかあさんに聴いてごらん。歌の名前で覚えていると思う。
ウェスタンの名曲で、ハンク・ウィリアムスが歌っていた。日本人では小坂一也が歌っていた。
アメリカ西部ではなく南部の料理ということだ。
「パエーリャ」の後で「ジャンバラヤ」を作ったら妙に共通点があることに気づいた。
中身は野菜と肉類 オリーブオイルで野菜を炒めて サフランの代わりにトマトで色づけをして フライパンで米を煮込む
「アラモ」の戦いは1836年 テキサス義勇軍がサム・ヒューストン将軍をリーダーとしてアラモ砦に立てこもり全滅した。
敵はテキサスの独立を認めないメキシコだった。メキシコはスペイン文化圏。
パエーリャがメキシコからアメリカ南部に伝わり ジャンバラヤになったのかなと思いながら料理した。
カイエンヌペッパーはフランス語で赤唐辛子のこと。カイエンヌは地名で仏領ギアナの政庁所在地であり、料理用語では赤唐辛子そのものを言う。
英語読みではカイエンペッパー。日本語では「一味唐辛子」 でも粒度は細かい。
チリペッパーも赤唐辛子の粉で同じものだ。
チリー・パウダーは赤唐辛子の他にスパイスが入っている。さしずめ「西洋版七味唐辛子」と言ったところか。
もうひとつ、フライパンでお米を炊く「パエーリャ」と「ジャンバラヤ」は、電気釜がなくてもできる米料理である。
キャンプや屋外料理などで応用できる。
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材料は 米2合 磨いでざるに空けておく 玉ねぎ 小1 ピーマン 2 セロリ 葉の部分 1本分 ベーコン・ハム・ソーセージなど適量 スープの素1個を 300CCの湯で溶かしておく オリーブオイル少し トマト缶詰1 カイエンヌペッパー ペッパーソース 塩 |
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玉ねぎ ピーマン セロリの葉っぱ部分を 1センチ角ぐらいに切って オリーブオイルを入れたフライパンで炒める |
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適当に炒めたら 米を入れて ちょっと色が変わる程度に 炒める |
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トマト缶詰を丸々入れる 固形スープを溶かしたもの (できればチキン味) 300CCを入れる 合計 米2合に対して 700CC分の水分が入った |
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小皿に3種の調味料を用意 塩 小さじ 3分の1 ペッパーソース 小さじ 半分 (代表的な銘柄はタバスコ) カイエンヌペッパー 小さじ 3分の1 |
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フライパンに 調味料とソーセージなどを入れる 全体をよくかき混ぜる |
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中火よりも少し弱火にして 20分ぐらい焦げないように ゆっくりと煮込むのだが |
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最初の10分ぐらいは 時々お米のかき混ぜて 上下均等に火が通るようにする 途中で火を止めて アルミフォイルで蓋をする 熱いから気をつけて 後半の10分は弱火にして 蒸らすようにする |
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20分も煮れば米に火が通っている | ![]() |
全体をかき混ぜて 出来上がり |
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ジャンバラヤ 大盛りで 700円 |
参考資料 文化出版局 北村光世「私の唐がらし料理」
チューボーですよ 「堺のジャンバラヤ」